皆様、おはこんばんちは!ノミヤです!!
皆さんはキットを組む際に必ず生まれる「合わせ目」ってどうやって処理していますか・・・?
「綺麗な見た目に仕上げたい」としっかりと処理するモデラーさんも結構いらっしゃるのではないでしょうか。
このようにキットによっては合わせ目が出来ます。
一般的に使う方法は合わせ目に流し込み接着剤を使い、乾燥後にヤスリで削っていくやり方でしょうか。私もこの方法をメインに使って作業しています。
しかしサラッとした流し込みゆえに関節部分に流れ込んでしまったりする時があります・・・(;’∀’)「もう少し粘度があったらなぁ」と思った時にランナーパテを使った合わせ目消しに出会いました!
ということで、今回はランナーパテを使った合わせ目消しの方法を紹介していこうと思います!!ランナーパテの作り方から硬化後の処理方法、実際の使用感まで詳しく見ていきます!
ランナーパテの作り方
それではランナーパテの作り方を一緒に見ていきましょう!作り方は非常にシンプルです!
まずは空きビンを用意します!今回は使い終わった塗料のビンをツールクリーナーで洗浄し、水洗いして乾燥させて使用しています!
プラモデル売り場の塗料コーナーに空きビンを販売している店舗もあるので、そちらで購入して使っても大丈夫ですよ✨
次に溶剤を用意していきます!
今回は左から①タミヤセメント、②Mr.セメントSP、③Mr.ツールクリーナーをチョイスしました!どんな感じになるか完成が楽しみですね(^^♪
そしてランナーパテの材料を用意していきます!それがパーツを切り出し終えたランナーです!!ニッパーを使って細かく切断していきましょう!個人的にニッパーの刃は薄いものより厚いものを選ぶといいかなと感じました✨
自分が合わせ目消しする部分のパーツがついていたランナーを使うと、色が馴染み完成度が高くなります!例えば、今回はフレームアームズ・ガールの肌部分の合わせ目消しを行うので、肌パーツがついていたランナーを細かくして使っていきます!
空きビンの中にある程度切断したランナーがたまってきましたね・・・!今回はこれくらいで止めていますが、自身が使いたい分作るようにしましょう!
そしたら溶剤を加えていきましょう!!
量としてはランナーが浸るくらい入れればOKです!揮発性のある溶剤なので、しっかりと換気をするようにしましょう!
それぞれのビンに溶剤を入れたら、しっかり蓋を閉めランナーを溶かしていきます!だいたい1日置いておけば溶けますよ~!
1日置いておくとこんな感じになります!ここまで溶けるとは・・・!ちょっとビックリしている自分がいますw
タミヤセメントを溶剤にしたランナーパテは溶け方が半端なので、しっかり攪拌してもう少し寝かしました!
これにてランナーパテは完成です✨
ランナーパテ粘度比較
それぞれのランナーパテを詳しく見ていきましょう!!溶剤によってかなり変わるので面白いです!
①タミヤセメント
粘度はかなりねっとりしています!持ち上げると、かなり重たいですね・・・。溶け方が若干甘いところがあったので、使う前には攪拌するとよいでしょうね✨
② Mr.セメントSP
粘度はかなりサラッとしています!ハケにつけても流れて落ちるくらいサラサラしているのはビックリです!先述したタミヤセメントを溶剤にしたパテと比べるとかなり攪拌しやすいですね✨同じ接着剤でもここまで差があるんですね・・・!
③ツールクリーナー
粘度は先述したタミヤセメントと流し込みSPの中間といった感じです。適度な粘性とサラサラ感を併せ持っていますね。攪拌した段階では1番使いやすそうです!完成した中だとこれが1番しっくりくる感じがしますね!
ランナーパテの使用方法
それではさっそくランナーパテを使っていきましょう!基本的な使い方は流し込み接着剤に近いですよ!
流し込むのにはセリア等の100均で買えるこちらの瞬間接着剤用ハケがオススメです!こびりついても乾燥後にしっかりとはがすことが出来るので使い心地抜群です(^^♪
これを使ってのマスキングゾル講座の記事も合わせてご覧ください!
合わせ目を少し開き、ランナーパテをハケで流し込んでいきます!その後合わせ目を閉じて、圧着します!「ムニュ」っとランナーパテが出てくる感じになればOK!
ある程度乾燥させて、パテを固めていきましょう!
しっかりと硬化しましたね✨ここからヤスリで削り、表面を整えていきます!しかしはみ出てる部分が大きいのでまずはそちらを処理していきましょう!
デザインナイフを使い、はみ出した余分なパテを削り落としていきましょう!ヤスリで削りやすい範囲まで削れば大丈夫です!
しっかりと削り落とすことができました!ここからヤスリで削ってより滑らかな表面に仕上げていきます!
ヤスリは600番→800番→1000番の順でかけていきます!ヤスリはお好みの商品を使いましょう!
600番のヤスリでの処理が終わりました!この時点で合わせ目が分からなくなっています!恐るべしランナーパテ・・・!(;゚д゚)ゴクリ…
800番→1000番までの処理が終わりました!かなり滑らかな表面になりましたね✨
ここまでくると合わせ目があったか疑うくらいキレイに仕上がっています!
パテを盛りすぎたりしてモールドが埋没してしまった場合はスジボリツールで修復しましょう!初めての試みだったので、ちょっと盛りすぎてしまいました(´・ω・`)
それぞれのランナーパテでの合わせ目消しの結果がこちら!!遠目からですが合わせ目が消えているのが分かるでしょうか・・・?
もっと近づいて見てみましょう!!どのランナーパテもすごくキレイに合わせ目が消えています!ここまでキレイに消せると爽快感がありますね(^^♪
これにてランナーパテを使っての合わせ目消しは終了です!
実際に使ってみての感想
今回は3種類のランナーパテを作って、実際に使用してみました!それぞれメリット・デメリットはありますが、場面によって使い分けることで最良のマテリアルに化けると思いましたね・・・!
サクサク合わせ目消しを進めたいモデラーさんには流し込みSPもしくはツールクリーナーを溶剤に使ったランナーパテをオススメします!パテ完成がとても早く、硬化時間も比較的短いからです✨デメリットを挙げるとすれば、少し切削が硬い点ですかね。切削時は適度な力加減で怪我無いように行うようにするとよいでしょう!
タミヤセメントを溶剤に使ったランナーパテはパテ完成までに他2種より時間がかかります!しかしながら切削がスムーズに出来ました!不要な部分をスルッと削れる感覚がありました♪
どのランナーパテでもキレイに合わせ目は消すことが出来ます!状況に応じて溶剤を使い分けて、ぜひ試してみてくださいね!!
以上、ランナーパテを使った合わせ目消し講座の記事でした!素組派でも塗装派でも美しい見た目の完成品を作ることが出来ますので、ぜひ参考にしてくださいね✨
それではまた次回の記事でお会いしましょう!ノミヤでした!(@^^)/~~~
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